2010-01-01から1年間の記事一覧

サーフボードの選び方:自分では判断できないと諦める

長さ・幅・厚みといった基本サイズだけでなく、ノーズの角度、テールの形状、レールの角度、フィンの形状・材質・数、樹脂の種類等で、ボードの性能は大きく異なります。 この組み合わせは無限にあるわけですが、非常に大雑把に言うと、テイクオフのしやすさ…

サンディエゴのサーフポイント:Swami's(スワミーズ)

リーフ。サンディエゴで、もっとも乗りやすい、クリーンな波と言えます。少しずつ、ゆっくりと、長い距離で、波がブレイクします。 ただし、かなり混んでるので、私は小雨のときを狙って行ってます。一度乗ると長いし、岸に向かってそれなりのパワーなので、…

サンディエゴのサーフショップ:Mitch's Surf Shop

僕がサンディエゴで通っているサーフショップはMitch's Surf Shop。 地元では有名で、このお店を知らないサーファーはいません。 http://www.mitchssurfshop.com/ 2店舗あって、MitchはLa Jolla店の方に常にいます。月曜日から日曜日まで7日間毎日。 彼は毎…

LAのサーフポイント:Malibu(マリブ)

Huntington Beachの次に行ったのはMalibu(マリブ)。 ここほど、有名でありながら波が全然ないところは他にないのでは。 私が通ってるsurf shopのオーナーMitchによれば、「Malibuが本当のCaliforniaの波だ」ということですが、その波が来なきゃ意味ないで…

LAのサーフポイント:Huntington Beach(ハンティントンビーチ)

LAにタップダンスを見に行くついでに、有名なとこでサーフィンしてきました。 最初に行ったのは、ロサンゼルスのサーフポイントといえばここ、Huntington Beach。 Orange countyにあります。 私が行ったときは、Pierの北側に、4フィートのsouth swellがコン…

サンディエゴと海洋汚染

サンディエゴでの排水処理施設は一次処理のみで、最終処理を行わず、一次処理後の排水は海岸から数km離れたところに放水しています。 どうして最終処理しないの!?と海洋学の教授に聞いたら、 「税金が足りないから」というシンプルな回答。

サンディエゴと雨と下水道とサーフィン

サンディエゴでは、雨が降ると、雨が降った日と、少なくともその翌日はみんなサーフィンしません。 だから、たまに強い雨が降ると、当日だけでなく翌日もサーフィンできなくなるのでがっかりします。 雨の少ないサンディエゴでは道路の排水処理が全くなく、…

カリフォルニアのサーフポイントガイド:Surfing California(カリフォルニアの波)

カリフォルニアの波―サーファーのためのカリフォルニア・サーフポイントガ (Nalu books)作者: バンク・ライト,野村真一出版社/メーカー: エイ出版社発売日: 1998/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログを見るAllan Wrightが書いた…

僕のホームビーチ:Black’s(ブラックス)

僕の家から車5分+徒歩10分です。 それなりに上達してからは、家から歩いて行けるLa Jolla Shores(ラホヤショアズ)ではなく、Blacksに行くことが多くなりました。 「カリフォルニアで最もパワフルなビーチブレイクの一つ」で、20フィート(!)でもclose o…

サンディエゴの波(冬と夏の違い)

大まかにいって、サンディエゴの波は、冬と夏で大きく異なります。 冬は、アラスカ湾(Gulf of Alaska)の嵐が北からのswellを発生させ、 夏は、ニュージーランド近くの嵐が南からのswellを発生させます。 重要なのは、夏のsouth swellは、頻度もサイズもnor…

サンディエゴの海にサメはいるか。

大型のサメもいるはずですが、サンディエゴの海で襲われたという話は聞いたことないし、私もサーフィン中に見たことないです。 サンディエゴにたくさんいるサメはLeopard sharkという種類。 体長1m程度で、普段は海底にいるので見ることはないし、人を襲うこ…

カレントからの脱出方法

カレントとは、岸から沖に向かう強い流れのこと。 英語だと rip currentで、もうちょっと詳しく書くとこういうものです。・海の表面の流れ ・通常、岸と垂直に沖に向かう。 ・沖から岸に押し寄せる水の量のバランスをとって、沖に水を押し戻す流れなので、波…

パドリングのコツ:スカーリング

「パドリングのコツ:初心者から中級者まで」に書いた田地さんのブログの中で、「手のひら1.5個分外に平行移動してから、手を返す」という表現があります。この点に関して、田地さんご本人に質問しました。 - 【私からの質問】 なぜ手のひら1.5個分外に…

パドリングのコツ:初心者から中級者まで

どんなスポーツでも、一番大事なフォームというのがありますが、サーフィンはパドルがそうです。パドリングは水泳のクロールのように、と解説しているものがありますが、これは全くの間違いなので要注意(二軸クロールは別)。 プロが言っていることもありま…

海藻が生えていた方が波質は良いか

答えはYESです。以下の二つが理由。 ①風による海面の荒れを緩和する。 ②海藻からの有機成分がオイルのように海面を滑らかにする。

ドルフィンスルーのコツ:沈めるときにボードを掴まない。

田地悠平さんの「サーフィン上達法 初心者・初級者編」の 「ドルフィン 波をやり過ごせ」 http://ameblo.jp/sturf417/entry-10126871499.html というエントリーにある、 「ただし今はレールを持ってはいけません。手のひらで押して小指側は浮いています。沈…

海水温と色が変わるところ

沖に出ていくと、時々、海水温と海の色が突然変わるときがあります。 ここは、low tide breaker lineと言って、急に水深が深くなるところ。 沖から岸に向かって、offshore, nearshore, shoreと区分できますが(nearshore+shore=beach)、offshoreとnearshore…

僕がサーフィンをはじめたきっかけ

私も多くの人と同じく、サーフィンに対して格好いいイメージをずっと持っていて、一度ぐらいはサーフィンしてみたいなーという話を茅ヶ崎に住んでる友達としていたら、その友達のご近所さんがサーファーで、その彼に教えてもらいました。ボードも貸してもら…

サーフィンをやってみたい人は多いのに、実際にはじめる人はなぜ少ないのか。

イメージの良さもあって、かなりの人は一度はサーフィンしてみたいんじゃないでしょうか。 しかし、実際にトライしてみる人はほとんどいません。実際、サンディエゴに語学留学しにきた学生の殆どが一回もサーフィンをしないで帰国します(僕はサーフィンする…

僕のホームビーチ:La Jolla Shores(ラホヤショアズ)

サンディエゴのLa Jolla Shoresというところです。自宅から徒歩5分! La Jolla shoresの特徴は以下の通り。 ・すぐ南の入り江にブロックされて、South swellが全く入らない。これはすごく重要で、例えば西から4ftの波と南の1ftの波が混ざっている場合は、他…

満潮→干潮、干潮→満潮、のどちらの波がいいのか。

どちらがいいかは、各ポイントの地形によって決まります。 南カリフォルニアの場合、おおむね、満潮→干潮の、潮が引いている時間帯が良いようです。ただし、それよりも、その日の波質(高さ・速さ・向きなど)や風の影響の方が大きいので、同じポイントに何…

サーフィンと潮位の関係:潮が大きく引いているときは避ける。

時間が選べるなら、少しでも波が高い時間帯に行きたいわけですが、その時にすごく重要なのが潮位(潮が高いか低いか)。簡単に言うと、すごく潮が引いている時は、波が低い傾向にあります。月の引力で潮の満ち引きは生じますが、日々の潮位の高さは、月との…

ドルフィンスルーのコツ

サーフィンで沖に出るときに向かってくる波を潜ってよける動作の事を、日本語だとドルフィンスルー、英語だとduck diveといいます。見た目はduck diveですが、感覚的にはドルフィンスルー。向かってくる大きな波にすいっと入ると、イルカになった気分。ドル…

サーフィンが難しい理由と上達方法

一般的に、サーフィンが難しい理由の一つは、教える/教わるのが難しいから。 不安定かつ不定形な波に一人であわせるスポーツなので、例えばスノーボードのように、一緒に滑るとか、先生と同じことをやってみる、ということができません。同じ波は来ないので…

岸に向かってくる波がどうして平行に見えるのか。

季節によって、色々な方向から波はやってきますが、どの波も、ビーチから見たらビーチに対して平行に見えるのは、先に近づいた波が水深が浅くなるにつれて速度が落ちて、後からくる波に追い付かれるからです。

どうして朝がいいのか+午後に風が吹くのか。

なぜサーフィンは早朝がいいのかというと、 ・すいてる ・一日のスタートですがすがしい ・日に焼けない などとありますが、 一番の理由は、波の面が整っているから。 いいときはプリンみたいにつるんとしてます。太陽が出てくると、太陽に照らされて温度が…

サーフィン中にサメを見たら。

サーフィン中にサメを見たらどうすればいいか、サンディエゴの大学の海洋学の授業で質問しました。 サメは人間を食べたくて襲うわけではなく、ウミガメやアザラシと間違えて襲うと言われています。したがって、水しぶきをあげてパドリングして逃げると餌だと…

テイクオフのコツ:バタ足は有効か?

テイクオフの時にバタ足が有効かどうかは、サーファーの間でも意見が分かれるところ。僕の場合は時々やります。 パドルによる前方へのベクトルに、バタ足は斜め下へのベクトルを加えて、波の斜面にあわせる効果があると思います。言い方を変えると、推進力を…

テイクオフのコツ:パドリングのときの肘の使い方

ある日、少しだけ、肘を深く入れて手を奥まで伸ばしてパドルしたら、各段にパワーアップして、テイクオフの成功率が全然違いました。 深くかく、というより、水流のリズムにあわせて、手をオールのように感じることができるベストの肘の支点があるんじゃない…