サンディエゴと雨と下水道とサーフィン

サンディエゴでは、雨が降ると、雨が降った日と、少なくともその翌日はみんなサーフィンしません。
だから、たまに強い雨が降ると、当日だけでなく翌日もサーフィンできなくなるのでがっかりします。
雨の少ないサンディエゴでは道路の排水処理が全くなく、雨水は道路の汚れとともに海に流れ込むため(runoff)。
日本人的な感覚からすると、そんなの大したことないでしょ?と思うのですが、一般的な海洋汚染のイメージとは異なり、世界の海洋汚染の実は5割近くが、このrunoffです。
有害なバクテリアまたは化学物質の濃度が一気に高まり、雨の日に海に入って病気になった友人がいる、という話はよく聞きますが、サーフポイントによってrunoffの程度は大きく異なり、雨の時は絶対入らないポイントと、波が良ければ多少の雨だったら入っちゃうポイントがあります。
公的には、雨が降った後、72時間は入るのやめましょう、という事になっています↓

Health officials suggest avoiding ocean water within 72 hours of significant rainfall due to elevated bacteria levels (especially near harbors, river mouths, and drainpipes).