パドリングのコツ:スカーリング

パドリングのコツ:初心者から中級者まで」に書いた田地さんのブログの中で、「手のひら1.5個分外に平行移動してから、手を返す」という表現があります。この点に関して、田地さんご本人に質問しました。

                        • -

【私からの質問】
なぜ手のひら1.5個分外に平行移動してから、手を返すのでしょうか?平行移動してしまうと推進力が落ちるように思えるのですが。

                        • -

【田地さんの御回答】
この技はスカーリングという技です。目的は水を確実につかむためです。水を上手くつかまないとその後いくら腕を早く動かしても進みません。水をつかむにはこの方法がよいようです。
昔行ってた、水泳教室の先生に教わりました。これを覚えたあとクロールが抜群に速くなりました。それをパドルに応用したのです。もちろん結果は良かったです。パドルが速くなりました。
このサイトご覧になってください。参考になると思います。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/tanoshimu/triathlon_060317_2.html

                        • -

以下、私の補足です。「スカーリング」とは、水泳のテクニックの一つで、他には以下のサイトが参考になります。
http://www.swimming.jp/ej_swim/exercise/step1/sukaring.html
http://swimnet.jp/movie/detail.php?_num=119
スカーリングによってなぜキャッチしやすくなるのか、という具体的な解説は見つからなかったのですが、私の感覚だと、あっているかどうか全く自信ないですが、スカーリングによって、手のひら付近に渦ができて、その渦の塊がすいっと手のひらの中に入ってくる気がします。
つまり、流体力学上、推進力を失うことなく、水を効率よくキャッチできる技術がスカーリング