カレントからの脱出方法

カレントとは、岸から沖に向かう強い流れのこと。
英語だと rip currentで、もうちょっと詳しく書くとこういうものです。

・海の表面の流れ
・通常、岸と垂直に沖に向かう。
・沖から岸に押し寄せる水の量のバランスをとって、沖に水を押し戻す流れなので、波のサイズがあるほど、強いカレントが発生しやすくなる。
・幅15〜45メートル程度
・時速7〜8km(秒速1.9〜2.2m)程度。100m自由形日本記録が秒速2.1mなので、オリンピックに出れるぐらいじゃないとカレントにはかないません。

どんなサーフィン本にも、
「カレントに注意、もしカレントに流されたら、岸ではなく横(岸と並行)にパドルしよう。」
と書いてあります。
その通りなんですが、たまに、岸と並行の流れ(long shore current)が強い場合があり、その時は横といっても、どっちにいくのかで大きく違います。岸と並行の流れに逆らう向きに横にパドルしてしまうと、
パドルしてもしても少しずつ沖に流されて、その内に疲れて腕があがらなくなってきて、心底びびります(びびりました)。
ということで、波待ちしているときは、常に自分がどちらに流されているかを判断して、縦横両方の流れの向きを把握しましょう。