カリフォルニアサーフィンライフのはじめ方ガイド:海外の語学学校に行っても英語が上達しない?その2

カリフォルニアサーフィンライフのはじめ方ガイド:目次 より。
語学の学習ステージは「knowledge」と「perception」の二つがある、と思います。もちろん二つ重複してるのですが、基本的には「knowledge」→「perception」になる。
定冠詞(a/an/the)がいい例で、それなりの文法ガイドラインはありますが、ルールにあてはまらないものが多いのはperceptionだから。nativeは会話の中で、定冠詞を使ってお互いの背景情報を交換しています。
perceptionなので、ほとんどの語学教師は明確に説明できません。だから理解するのがさらに難しい。
語学学校でadvancedレベルを超えると、ラーニングカーブが急に落ちるのは、語学学校にはperceptionを教えるmethodがないからです。なぜperceptionラーニングを提供できないのか、という話を信頼する語学教師と議論したときに、彼女の答えは組織論的で納得。
「perceptionを教えるメソッドはコーチングに近い。語学学校はknowledgeにフォーカスしてシステムができあがっているのでperceptionに対応できない。」
尚、語学力を上達させるには現地の大学とか仕事とかで使うしかない、という意見が多いけど、僕はそれには反対で、それだけでは不十分です。海外在住長いけど、あんまり英語できない人が結構多いのは実地で使うだけでは不十分だから。もう柔軟な脳ではない大人が学ぶには、やはり、原理原則を理解+実地で使う、をセットでやらないと。だから、真剣な日本のビジネス駐在員は、かなりの時間単価の家庭教師をつけて勉強するわけです。