ドルフィンスルーのコツ:手をかける縦の位置

ボードを沈めるときに、両手をボードにかけますが、どの位置にかけるか。
nakisurf のこの動画を見てください。
http://www.nakisurf.com/blog/hayato/archives/6186
プロのオンボードカメラによる動画で、何回かドルフィンスルーをしている箇所があります。
みぞおちに近いところ(感覚的に言うと「下の方に」)に手をかけていることに驚きました。私だけかと思いましたが、後で二人のサーファーと話していたときに、二人とも同じところで驚いていたので、多くの人が同じ間違いをしているようです(=「上の方に」手をかけている)。
実際、この動画で見たとおり、手をかける位置を「下の方に」変えてみたら、より深く沈むようになりました。
ボードを沈めようという意識が強いと、ボードの前の方に手をかけてしまいますが、よく考えると、これだとノーズ部分は沈みますが、テール部分が起き上がってくるので、結局そんなに沈まない。それに、体の重心に近いところに手をかけた方が、体重が良く乗ります。
どこに手をかければいいのかは、ボードの長さ・バランスと、その人の身長・体重によって違うので、人とボードで異なるのですが、縦位置を変えて試してみてください。
ドルフィンスルーがうまくできない人は、たぶん、今やっている位置より「下の方」が正しい位置だと思います。
ドルフィンスルーがうまくできないのは、
水中に沈むので他の人のやり方が見えない。
ということ以外に、多くのサーフィン教本に、以前に書いた「ドルフィンスルーのコツ:沈めるときにボードを掴まない。」と今回の手をかける位置のことが書かれてないからだと思います。
というぐらい、この2点は重要。