たまにしか海に行けないサーファーが「横に滑る」ことができるようになるには

「横に滑る」ことは難しい」の続きです。
たまの土日にしか海に行けない人が横にすべることができないのは、
海に行っている回数が少ないというよりも、
そもそも横にすべることができる波に乗ってないから、という理由の比重が高いと私は思います。
なぜ、たまの土日にしか行けないサーファーが横にすべることができるようにならないかというと、
・仕事の都合などで、行ける日の行ける時間しかビーチにいけないので、良い波を選ぶことができない。
・土日だと混んでるので、やっと乗れる波が来てもうまいサーファーにとられてしまう。
・たまたまいい波が来てるとさらに混むので、やっぱりうまいサーファーに良い波をとられてしまう。
・友達と一緒なので、波待ちの場所をあんまり移動しない。
これじゃあ何年やっても上達しません。
もちろん、それでもサーフィンは楽しい。でも、上達するともっと楽しい。

サーフィンの上達は、
海に入った回数ではなく、ボートの上に立った回数でもなく、
「自分のレベルよりちょっと上の良い波」でアクションした回数に正比例します。

その波に乗る為には、海に行ける回数が少ないのは仕方ないとして、具体的には、
・同じポイントに何度も通って、そこの地形とブレイクポイントと波質を頭に入れる。
・波待ちしている時は、超真剣に波質を観察して、どこが空いているか、どこでパドルを開始すれば波に乗れるのか、縦横のポジショニングを常に考えて移動する。
・同じサーフポイントの中で、ブレイクポイントがたいてい複数個所あるので、ちょっと波質の劣る方を狙う。波質が良い方は混んでるし上級者にとられてしまいます。
・若干小さめの波を待つ。あんまり手前にいると奥から乗ってくるサーファーをよけきれなくて危ないので、よけられるぎりぎりの距離でかつ岸に近い方。大きめの波が15分に1回来るとしても、うまいサーファーにとられてしまって4回に1回ぐらいしか乗れないとしたら、結局1時間に1本乗れるかどうか。これだったら5分に1回小さい波に乗った方がはるかに上達するし楽しい。
・「あ、これ乗れるかも」と思ったら「次にもっと良い波が来るかも」なんて思わずに絶対に全力パドル。1本でも乗る回数を増やす。
・朝行けるときは、日の出前に海に入る。朝イチの波が良い理由は「どうして朝がいいのか+午後に風が吹くのか。」に書きました。
・今の自分にあったボードにのる。詳しくは「サーフボードの選び方」に書きました。
・沖合で波待ちしてさぼらない。
・もう腕が上がらないと言い訳しない。
そして一番大事な事は、やっぱり気合と根性です。