「横に滑る」ことは難しい

ロングボードは詳しくないので、ショートボード限定の話です。
サーフィンのイメージといえば、テイクオフしてから横にくいくいすべってるものだと思いますが、
一般のイメージと違って、この「横に滑る」または「横に走る」というハードルは相当に高く、多くのサーファーが諦めてしまいます。
横にすべることができると、海が高速で目の前で展開していくというか、波との真剣勝負というか、トランスするというか、ジェットコースターにも似た感覚です。

初心者用のロングボードで、波に押されて初めて立った感覚は、誰しも忘れられないものです。
横にすべる、という感覚は、その10倍ぐらい楽しい。
さらに言うと、波を垂直に使えるようになると、ただ単に横にすべるより10倍楽しい。興奮して鼻血でます。
しかし、残念な事に、よほど運動神経が良い人は別として、1ヶ月に1回か2回程度、土日に、何年も海に通っても、横にすべることができるようになる可能性は非常に低いです。
つまり、「サーフィンが難しい理由と上達方法」にも書いた通り、サーフィンは、そのぐらいハードルが高いスポーツです。
じゃあ、たまの土日にしか海に通えない人はどうすればいいのか、というのは次回に。