サーフィンと風向きの関係

風が吹いた方が波が出るので、サーフィンにはベターと(サーフィンをしない人で)勘違いしている人がいますが、ベストな条件は、
無風〜オフショア3mph程度
です。

オフショア/オンショア、はサーフィンでよく出てくる用語ですが、

オフショア: 岸→沖に向かって吹く風。波のフェイスを整えてくれる。但し、あんまり強いと波が荒れる。
オンショア: 沖→岸に向かって吹く風。波のトップを崩してしまい、波が荒れてしまう。

波の面がざわつく程度でも、サーフボード底面の抵抗になるので良くないです。
波の表面が、プリンみたいにツルンとした状態がベスト。
特に2ft程度の小さな波だと、ちょっと風が吹くともうダメです。
サーフィンは波の面をすべるスポーツなので、波の面がなめらかで、かつ長く続く方がいいわけですが、風が吹くと、波の面がゴタゴタして、かつすぐに切れてしまう(broken)のですべれません。

基本的に、海沿いは太陽が出てくるとオンショアの風が吹きます(「どうして朝がいいのか+午後に風が吹くのか」)。
だから、早朝のコンディションが一日で一番良いときが多い。
夕方、ちょっと風が治まりますが(夕凪)、今度は夕日が眩しくて波もサーファーも見えなくて危ないので僕はめったに入らないです。

オンショアでも、5mphぐらいまでは許容範囲ですが、10mphを超えると波があれちゃって、サーフィンできないことが多いです。

ちなみに、風の単位としては、mphとktsと2種類あります。
mph = mile per hour
kts = knots ( = nautical mile 海里 per hour )
1 kts = 1.151mph なので、だいたい同じ。