サンディエゴが人気リゾート地になった本当の理由

結論から言うと、軍による投資が理由です。
波は昔からありましたが、ただの荒れ地だったサンディエゴ(「サンディエゴと水資源と在来植物」)が、美しいリゾート地かつ豊かな農業地帯に変貌したのは、実は海軍による投資が背景にあります。
現在、サンディエゴ市内で使われる水道の9割はコロラド川からです。
第二次世界大戦後、サンディエゴは、海軍の戦略拠点として選択され、基地の需要を賄うために大量の水が必要になったため、海軍がインフラ投資しました。そして、その後、このインフラ初期投資コストの負担なしで、水道インフラを民間に開放します。
このインフラ投資がすべてを可能にしました。
アボカド(「サンディエゴとアボカド」)を代表とした農業が発展し、スプリンクラーが緑豊かな美しい景観を生み出し、リゾート地として観光客を引き付け、観光産業と景観産業が振興したのも、すべてこのインフラ投資からです。

全然種類は違いますが、軍による投資を民間に開放して発展したという点では、インターネットが生まれた事と似てますね。